サラ金の歴史は古いが今の形態になったのは昭和からだ

サラ金という響きにいい気持ちがする人は少ないと思います。少なくない人がサラ金というものがよくないもの、というように思うはずです。あまりいいイメージがなかったのは確かにその通りです。歴史的に金貸しというのはむかしからあるとされていて、サラ金の元になった業者の形態というのは江戸時代にもあったそうです。質屋が基本的に金貸しをしていたともされているのですが、それがサラ金の歴史の始まりとも言えるでしょう。

ただ昔からあるとはいえ、今の消費者金融の元祖といえばやはり昭和の頃に出来たサラ金だといえるでしょう。いわゆるVシネマなどで描かれているような形のサラ金が最初だったと言われています。事務所に借り入れに来た人を脅して、お金を貸して返済するまで追いかけまわすという方法です。いわゆる闇金的なものが多かったのですが、これは理由があって法律が全く制定されていなかったからです。利息については現在、20%が最高となっていますが少し前までは29.2%になっていましたし、更に前には40%を超える利息も法律上OKだったのです。加えて誰が消費者金融を営業しようが問題もありませんでした。

それから許可制になって今では登録業者以外は闇金として扱われて、貸金業を行うのであれば登録をしなければならないというようになっているわけです。この法律も昭和にできたのですが、それでも闇金と変わらない業者も多く、今とは全く違っています。今は某量的な業者というのは地下に潜っているか無くなっています。今残っているのは登録している優良業者で、エイワのような会社だけが残っているのです。

エイワのような会社しか残れないほど、最近は法律が厳しくなってきているのです。歴史的に見て今ほど貸金業者が厳しく規制されている時代はないでしょう。そのおかげで借入をする側としては安全安心で借り入れできるのですから、間違ったことではないと思います。エイワや大手消費者金融のようなところが中心に残ってくれるように、今後も法律を改正して貸金業者を規制してくれると、利用者としてはありがたいです。

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