総量規制はエイワのような中小貸金業者にも影響している

中小の業者が多くいた時代、ちょうどバブルの前後くらいだったといいます。あの頃は中小企業も元気があって、沢山の人が独立していきました。今よりも会社を作ったりするのは難しい条件があったにもかかわらずです。当然その中には消費者金融やサラ金を作るという人もいて、たくさんの貸金業者が出来たと言われています。東京や大阪の繁華街にはそういったサラ金の事務所がたくさん出てきて、今では考えられないくらい儲かっていたようです。あの頃は貸出額も多くて100万円200万円という単位で貸出をするところもあれば、企業用に1000万円単位で貸出をする商工ローンというものもありました。

しかし今やそういった中小のサラ金や消費者金融というのはほとんどなくなってしまいました。エイワなどの一部優良業者は生き残ってはいますが、ほとんどの中小貸金業者はなくなってしまいました。バブルが崩壊してから貸出先が無くなってしまったということに加えて、貸金業法の改正が行われて、総量規制が行われたことも大きいとされています。総量規制に寄って、今までのような取り立て方法や高い金利での貸付などができなくなってしまったからです。そのため多くの業者がやり方を変えることが出来ずに倒産したり、どこかの業者に吸収合併されるなどなくなっていったのです。現在残っているエイワなどの一部業者はコツコツと自分たちのやり方を貫き通している中小貸金業者で、全国でも数えるくらいしかいなくなってしまいました。

代わりに銀行系カードローンや新銀行などがキャッシング機能を提供するなど、新しい業者が表れています。そしてそういった新しく出来た業者のほとんどが総量規制の対象外になるような措置を受けているなど、法律的に抜け穴の多いことを証明することになっています。エイワなどはその中でも非常に堅実に営業をしている業者であって、長年の蓄積があるため、信用できる業者だといえるのではないかと思います。

総量規制がなければきっと多くの中小貸金業者はまだ生き残っていたと思います。本当にこのルールを適用したことが良かったのかは、議論が分かれるところではないでしょうか。

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